ENOLA エノーラ

名古屋市を中心に数万人が突然死するという怪事件が起きた。原因は謎のまま名古屋市に避難命令が出された。 事件の原因は大規模なテロだとする見方が強まる中、この非常事態に対応する特殊機関が設立され、疑いのありそうな人間を捕まえる任務を与えられた銀色マスクの工作員が街を徘徊するように…。 数ヶ月後、ごく少人数となった市内には大学教授の平良と義理の妹のハヅキがいた。幼い頃から飛び抜けて第六感が優れていたハヅキも工作員にマークされていたが、平良は行き過ぎた工作員からハヅキを守ろうと躍起になっていた。 しかし、ある日遂に追い詰められてしまい逃げ場を失ったハヅキは近くにいた不良少年三人組の一人でもある健太に自分の魂を移す。突然強い衝撃波に打たれた健太は呆気に取られるが仲間のコウセとアズマに助けられ、その場から立ち去った。 ハヅキの魂を移された健太は恐るべき超能力に目覚めてしまう。大人しいハヅキだからこそ、制御されていた超能力がごく普通の人間の健太に移されたため、ついに暴走が始まる…。